ナニチカで皆さんこんにちは、「ナニカノチカラ」ブログ&コミュニティのナニチカです。
英語を勉強している、または勉強したい!と思っている皆さんに質問です。
英語を話せるとはどういうことでしょうか?
ネイティブのように、間違いのない美しい英語を話す事?
博識あるな~と思ってもらえるように、難しい単語を使う事でしょうか?
私にとって英語が話せるとは、ブロークンイングリッシュでも、相手に伝わる英語が、英語を話せることだと考えています。
英語はコミュニケーションのツールです。
通訳者になりたい、海外で働きたい、海外に移住したいなど、英語を勉強する理由は様々ですが、英語はコミュニケーションのために勉強するという目的は同じです。
中高で英語を勉強した、TOEICで800点とったけど、結局英語が話せない。。
英語の重要性はわかっているけど、勉強に何度も挫折したなどなど。
英語が話せるようになりたいけど、結局英語を話せるようになるためには何をしたらいいんだろう?と、悩んでらっしゃる方も多いのではないでしょうか?
思春期を超絶英語嫌いで過ごし、語学大卒でも留学組でもない私が、be動詞から英語を学び直し、海外に移住し、海外法人代表になり、妻の米国人と問題なく英語がはなるようになりました。
今回はそんな私が、コツコツ正しい勉強法で継続学習すれば、英語が話せるようになる「英語嫌いの為の勉強法」をご紹介させて頂きます。
このブログを10分、15分お読み頂くだけで、経験と理論に基づいてどうすれば英語が話せるようになるのか?の理解が深まりますので、最後まで楽しみながらお読み頂ければと思います。
ちなみに、今回の内容は、日常会話内で「英語が話せるようになる」に特化した内容となります。
本格的な英語学習法をお知りになりたい方は、下記をご参照ください。
結論
結論から言いますと、Be動詞って何?から始めても、コツコツと正しい勉強法で継続勉強していけば、1年程で英語は話せるようになります。
正しい勉強法とは、毎日空き時間で1日約1時間ほど、基本的な文法を学習し、基本1,500単語と、発音をバランスよく学びながら、英作文でアウトプットする機会を確保するという事です。
それでは早速、具体的な中身を紐解いていきましょう!
英語が話せるとは何か?
何故英語が重要なのか?
世界は目まぐるしく変化している
世界は恐ろしい速度で変化し、ボーダレス社会が加速しています。
日本は高度成長期後のバブル崩壊から、失われた30年と呼ばれる経済停滞の状況が続いています。
更に人口減少からの超高齢化社会が進み、今後の日本経済の先行きを不安視する声が多い状況です。
人生100年時代と言われる昨今、終身雇用制は終わりを迎え、副業や週末起業など、自身のスキルや強みを活かして収入の柱を増やそうと努力されている方も多いと思います。
また、日本の市場や経済が今後も停滞が予測される中、私たち日本人も、個人や企業として海外進出や、海外に市場を開拓する必要性がますます増しています。
ではこのような状況下で、どのような知識やスキルを身につければよいのか?
その答えは経営学、論理的思考、そして今回のブログテーマである英語です。
何故、経営学が重要か?
経営学は、ビジネスにおいてのレシピの役割を果たしてくれます。
経営学は過去の英知が詰まった総合科学です。
ビジネスの共通言語である経営学を学ぶことで、副業の運営や起業、海外で働くことになっても、その共通言語でビジネスをすることが可能になります。
経営学を知らずにビジネスをおこなう事は、料理のレシピを知らずに料理をすることと同じなのです。
論理的思考の役割とは?
論理的思考は、私たちの人生の羅針盤の役割を果たします。
高度成長時代とは違い、現代は答えのない世界です。
答えのない世界から、自身で考え、答えを導いてくれる思考法が論理的思考です。
私も米国での状況のつかめない環境下で、公私ともに論理的思考は多くの課題解決のヒントを与えてくれました。
英語が与えてくれるもの
そして最後の英語を学習することで、人生の選択肢が広がります。
世界の約17億人が使用する英語を習得することで、リアルの世界でも、ネットの世界でも、移住場所や仕事の選択肢など、確実に世界が広がります。
私も思春期を超絶英語嫌いで過ごしましたが、海外勤務や移住などのきっかけを与えてくれたのは、間違いなく英語がきっかです。
英語で人生が大きく変わったのです。
まさに英語、論理的思考、経営学は、先行き不透明な日本の状況下で、グローバル社会を生き抜くための必須スキル・知識だと言えます。
アメリカやイギリスの英語は方言?
英語はコミュニケーションの道具
全世界で英語を話す人たちはどれくらいいるのでしょうか?
諸説ありますが、約17億人で4人に1人、全人口の約25%が英語を話すと言われています。
では、アメリカやイギリスなど、英語を母国語とするネイティブスピーカーはどれくらいの割合だと思いますか?
何と!約6%と言われています。
私はこの数値を知ったときは衝撃でした。
つまり、ボーダレス社会の中で、リアルの世界でもネットの世界でも垣根がなくなった世の中で必要とされている英語は、ネイティブのように間違いなく美しい英語を話す事ではなく、非ネイティブスピーカーのブロークン英語であっても、「伝わる英語」が必要なのです。
グロービッシュとは?
グロービッシュという英語をご存じでしょうか?
グロービッシュとは、フランス人ジャン=ポール・ネリエールが、国際共通語として提唱した、英語が母国語でない人々が、英語を通じてコミュニケーションをとれる事を目的とした英語の一種です。
特徴としては以下の通りです。
・文法は基本S+V+O を使用し、受身形などは使わない
・単語数は基本単語1,500を組み合わせ、約5,000単語に派生
・1文はできるだけ短く15単語くらいにする
・単語のアクセント(発音)はしっかり学ぶ
・表現はシンプルにする
グロービッシュには賛否両論ありますが、私の経験上、日常会話や、非ネイティブ同士のコミュニケーションであれば、間違いなくグロービッシュで英語が話せ、コミュニケーションをとる事が可能です。
勿論、アメリカやイギリスなどのネイティブスピーカーの国や地域で、英語の通訳になる、専門職に就く、または新聞や英語を完全に理解するためには、必要な単語や表現の幅を習得するなどが必要になります。
しかしながら、「英語嫌いの為の話せる英語」の目的は、ボーダレス社会で英語をツールとして扱い、コミュニケーションをとる事、つまり話せる英語を身に着けることです。
この目的のためには、グロービッシュの理論をベースとした英語学習で、十分に英語が話せるようになります。
どれくらいのレベルを目指すか?
では「英語嫌いの為の話せる英語」のゴール設定はどうするか?
その答えは「日常会話と一定のビジネスがおこなえるレベル」です。
このレベルで「話す」「聞く」ができるようにまではおよそ1日1時間から1時間ほど継続学習でおよそ3年程ですが、その一つ下の、「日常会話で最低限のコミュ委ケーションが可能レベル」の知識量と、先のグロービッシュの理論を組み合わせれば、「日常会話と一定のビジネスがおこなえるレベル」で英語を話すことは可能です。
今回のゴールと、TOEICの点数はイコールではないですが(今回は単語数を重要視していないため)、ざっくり点数で言うと、550点前後だと思います。
まずは1日1時間、1年の継続学習を
英語嫌いの為の話せる英語勉強法の最終ゴールは約3年で、「日常会話と一定のビジネスがおこなえるレベル」で「話す」「聞く」がおこなえることです。
そこにたどり着く前に、グロービッシュの理論で、1,500単語の組み合わせで5,000単語ほどに単語数を派生させ、まずは「日常会話で最低限のコミュ委ケーションが可能レベル」の知識量を身に着け、「英語を話す事」に関しては、「日常会話と一定のビジネスがおこなえるレベル」を目指しましょう!
このゴール設定であれば、1日約1時間の継続学習で、1年もあれば達成可能ですよ!
英語を話すために何をすべきか?
英語4技能5つのステップ
英語学習とは何か?
それでは、英語学習のゴールを確認したところで、実際このゴールを達成するために何をすべきなのか?を具体的に見ていきましょう。
英語に限らず、言語学習には4技能、「聞く、話す、読む、書く」をバランスよく学習することが必要です。
日本の英語教育の何が問題か?
ちなみに、基本的に日本の公立中学校や高校での英語教育は、「読む」「書く」を中心におこなわれています。
そのため、「聞く」を学習していないことで「英語が聞き取れない」、「話す」を学習していないことで「英語がはなせない(返答できない)」の問題が発生します。
コミュニケーションは「聞く」「話す」が出来になければ成立しませんが、残念ながら英語をはなすために大事な2つの技能が、日本の英語教育では欠如しているのです。
さて、何から勉強しよう?
また、英語学習には4技能、「聞く、話す、読む、書く」を学習する前に、絶対的に優先しておこなうべき事があります。
それは、英語の基本文法と基本単語を学ぶことです。
当たり前のことですが、空っぽの箱からは何も出てきません。
空っぽの箱の状態で、「聞く、話す、読む、書く」にチャレンジしても、英語の挫折に繋がります。
基本文法と単語の基礎がないままいきなり英会話にチャレンジするケースも見受けられますが、ほぼ確実に英語挫折を起こします。
とある調査で、英語学習の挫折率は8割という結果が出ています。
同様に、基礎のインプットが無い状態で、いきなり実践や映画、ニュースを読むことにチャレンジするなども、
英語が嫌になる要因になりますので、こちらも避けたほうがベターです。
インプットとアウトプットのバランス
ちなみに、「英語嫌いの為の英語勉強法」では、発音もインプットと定義します。
では、基本文法と基本単語、発音をインプットだとして、「聞く、話す、読む、書く」などのアウトプットはどれくらいおこなえば良いのでしょうか?
諸説ありますが、インプットとアウトプットの比率は8:2と言われています。
私たちは基本、日本の公立中学校、高校などでは英語を約800時間ほど学ぶとされています。
こちらは私の経験値となりますが、「英語嫌いの為の英語勉強法」では、インプットとアウトプットの比率は5:5を推奨します。
それでは「英語嫌いの為の英語勉強法」のゴールと、それを達成するための英語4技能、インプットとアウトプットの重要性を理解したところで、「聞く、話す、読む、書く」のゴール達成の具体的学習内容を5つのステップごとに見ていきましょう!
基本文法を学ぶ!
基本文法がなぜ重要なのか?
まず一番最初に絶対的に習得すべきは基本的な文法と基本単語の習得であることは前述の通りです。
ちなみに何故かというと、英語の文章には、主語(S)+動詞(V:文章の結論)を基本構成とした5文型があり、日本語と違いルールが決まっているからです。
この基礎的な文法のルールに関しては、グロービッシュの理論であっても知っておく必要があります。
逆に言うと、この主語(S)+動詞(V:文章の結論)基本ルールがあるからこそ、シンプルな英語であっても互いにコミュニケーションが成立するという事です。
英語の絶対ルール
ではこの基本文法についてですが、わかりやすく言うと、基本日常の会話も含めて、英語の文章はこの主語+動詞をベースにした5つの骨組みに会話や文章に合わせて単語や熟語の肉付で構成されている言語なのです。
この5つの型を基本に、単語や熟語を覚えれば覚えるほど、英語習得ができるという事ですが、
逆に言うと、この基本文型や文法を理解していないと英語の習得は困難です。
①骨組みである文型/文法を理解する。
【文法(第一文型)】
S(主語)+V(動詞)・・・・・・・・・・・・・・・骨組み
S(主語)+V(動詞)+M(修飾語)・・・・・・・・・・骨組み
※1文につき、動詞を使えるのは1つのみ
②肉付けパーツである単語を理解する。
【単語】
He, They, We などのS(主語) ・・・・・・・・・肉付けパーツ
go, work, walkなどのV(動詞) ・・・・・・・・・肉付けパーツ
to Tokyo, in Osaka, everyday などM(修飾語) ・・・肉付けパーツ
③骨組みに、肉付けパーツをくっつけると、英文の出来上がり!
He works. (彼は働いています。)
S(主語) + V(動詞)
They go to Tokyo. (彼らは東京に行きます。)
S(主語) + V(動詞) + M(修飾語)
We walk everyday. (私たちは毎日歩きます。)
S(主語) + V(動詞) + M(修飾語)
④時制に注意する
英語は、現在、過去、未来などの時制と、主語が単数か複数かに応じて動詞などが変化する。
英語は基本S(主語)+V(動詞:文章の結論)をベースにした決まった文法ルールで構成されている。
ルールを理解しなければ英語が理解できない
基本文法は基本ルールで、英語を話すための基礎ですので、こちらは頑張って基本を習得して頂く必要があります。
できれば教材などは中学校と高校の基本文法を学べる書籍などが多数販売されていますので、お気に入りの本1冊集中で継続勉強をおすすめします。
何故ならば、教え方は違えど、本質的に内容は同じだからです。
何を選んで良いのかわからない方向けに、私のおすすめ教材のリンクを下記に張り付けておきます。
ちなみに、下記の教材は「基礎」レベルですが、グロービッシュや「英語嫌いの為の話せる英語勉強」では、受身形や関係代名詞、過去分詞形など難解な文法が無くて大丈夫です。
基本的な文法のルールをしっかり骨組みとして理解すれば、確実に英語が話せるようになりすよ!
基本単語を学ぶ!
空っぽの箱からは何も取り出せない
基本的な文型や文法の骨組みを習得したら、次は肉付け部分にあたる単語や熟語の習得です。
既にご紹介済ですが、まずは基本の1500単語を学習することをおすすめします。
以下にグロービッシュで必要な単語をまとめてくださっているサイトがあるので、そちらの単語を確実に習得するようにしてください。
ちなみに、1500単語で話せるようになるの?と不安に思われている方もいらっしゃると思います。
ネイティブスピーカーの日常会話は、3,000語前後で構成されていると言います。
グロービッシュの基本1,500単語は、それぞれの単語を組み合わせることで、約5,000単語へ派生させることが可能です。
非ネイティブ同士のコミュニケーションを目的とした英語ですが、英語をツールとしたコミュニケーションを目的とした「英語嫌いの為の話せる英語勉強法」のゴールとしては、十分な単語量です。
勿論、習得単語数が多ければ多いほど、先ほどの基本文法の骨組みに、単語の着せ替えすることで、より多くの表現が可能になります。
もしもう少し英語のレベルをアップさせたいと思ってらっしゃる方には、上記の1,500単語に、下記の基本3,000単語の習得をおすすめします。
これらの単語を習得することで、理論上日常会話+英語で一定の範囲のビジネスに対応することが可能になりますよ!
発音を学ぶ!
コミュニケーションは言葉のキャッチボール
さてこれまで絶対必須のインプットとして、基本文法と基本単語の習得についてご説明させて頂きました。
英語というのはコミュニケーションの道具であり、コミュニケーションを成立させるためには相手の言っている事を理解する必要があります。
そうです、次なるインプットの必須項目は「聞く」ことです。
あれ?「聞く」と「発音」は何の関係があるの?と思われる方もいらっしゃると思います。
何故ならば、自分で発音できない音は聞き取れないからです。
つまり、発音ができない=リスニングができないという事です。
勿論、知らない単語はたとえ聞き取れたとしても意味が分からないという事象は発生します。
しかし、何を言っているかわからない原因は、自身がその音を発音できないからです。
日本人は英語の母音と子音が識別できない?
日本語の音はあいうえおなど母音5個と、子音16個で構成されていますが、英語は諸説ありますが、基本母音26個と、子音24個で構成されています。
ざっくり日本語の2倍強の数です。
つまり、日本語だけ使ってきた日本人は英語の音を構成しているほぼ全ての母音、子音を認識する訓練を受けてきていないという事です。
発音学習はアプリ一択
この「聞く」を実現するため、「発音」を強化するために必要な学習方法は、現代ではスマートフォンアプリ一択だと思います。
星の数ある英語学習アプリの中で、私が特におすすめしたいのはELSAスピークです。
こちらは英語の発音強化を目的としたアプリなのですが、発音学習のスマートフォン学習にはAIが組み込まれており、自分の発音が正しくおこなえるかどうかを判定してくれます。
わざわざ英会話や留学などをしなくても、スマートフォンひとつで、ネイティブスピーカーの発音を学び、強化することができますので、非常にコスパの高い学習法だと思います。
こちらのアプリは私も毎日発音強化のために使用してます。
抽象的な表現になりますが、アプリで1日20分くらいの学習継続半年くらいで、格段にリスニング力向上と、自身のスピーキング能力の向上を体感できました。
類似したアプリやサービスもありますが、決めきれない場合はこのELSAスピークを活用してみてください。
英語を聞く!声に出す!
いきなり英会話は挫折の原因
さて、これまでインプットとして基本文法、基本単語に発音学習についてご説明してきました。
これら基礎がしっかりと構築できてから、ようやくアウトプットに入ります。
アウトプット一つ目は、実際の英語を聞き、声に出す事です。
何故これほどまでにある程度の基礎、インプットを強調するかと言いますと、自分がインプットした以上のリスニングやスピーキングはおこなえないからです。
つまり、自分のレベルに合わせた「実際の英語を聞く環境」を用意することが、英語学習挫折を防ぐ&「聞く」を強化するポイントとも言えるからです。
完全にインプットが完了してからアウトプットを推奨しているのではなく、一定の基本文法、基本単語と発音のインプットが完了したら、同時並行でアウトプットをおこなうという事です。
ですので、自身のインプットの量に合わせたアウトプット環境を整えるようにしてください。
アウトプットもアプリでできる時代
ではどのようなアウトプット環境を整えると良いかというと、
一つ目は、先ほどご紹介させて頂いたELSAスピークのアプリです。
こちらは前述の通り、「発音」を強化するためのアプリですが、AIが組み込まれており、AIと会話をすることによって、発音だけでなく、ネイティブスピーカーの発音で「聞く」学ぶことができます。
つまり、スマートフォンひとつで英会話ができてしまう優れものなのです。
更に、最初に学習者のレベルを測定する機能が備わっているため、レベルに合わせた教材をAIが選んでくれます。
二つ目におすすめしたいのが、「英会話リスニング」 (ネイティブ英語・英会話のリスニングアプリ) です。
※アンドロイド版はこちら
このアプリは、旅行・留学・仕事に役立つ英会話が1460シーン分が無料で学習できるという優れものです。
英単語3,000程を習得し、旅行者レベル、日常会話レベルのアウトプット、「聞く」学習としては最適な内容だと思います。
全てが短い会話で構成されている事、全ての文章や単語の意味を丁寧に説明してくれているので、「英語嫌いの為の話せる英語勉強」のゴール達成にピッタリです。
リスニングとシャドーイングはセットでおこなう
いずれの教材を選んだにしても、実際に「聞く」つまりリスニング学習をする際には、必ず声に出す、つまりシャドーイングを同時に行うようにしましょう。
ELSAスピークは強制的にリスニングをしながらスピーキングをせざるを得ない構成になっていますが、他の教材を利用する場合はシャドーイングをおこないましょう。
「発音」を強化しながらリスニングをし、シャドーイングをする事で、リスニングだけでなく、できるだけ正しいアクセントと発音でスピーキングができるようになるからです。
英語は発音が悪くても何とか意思疎通できる可能性はありますが、アクセントの位置が違うと、全く意思疎通がおこなえないという事が発生しますので、英語のリスニングはシャドーイングとセットでおこないましょう!
英作文をする!声に出す!
「話す」=英作文+音読
最後のアウトプットは「英文をつくり声に出す」です。
恐らく、私たち日本人にとって英語を話せるようになるための一番の難関部分ではないかと思います。
しかしながら、この英作文は非常に重要です。
何故ならば、「英作文ができる=話すことができる」だからです。
相手の言っている意味は何となく分かるけど、英語でどう返答していいかわからない・・・
この原因こそが、骨組みである5文型/文法に、伝えたい内容に合わせて単語の肉付けをおこなう訓練、つまり英文を自分でつくる訓練と、それを発声する訓練ができていないことが最大の原因です。
英作文力はコツコツ継続練習が必須
ではどうすれば英文を自分でつくれるようになり、実際に英語を話せるようになるのか?
その答えは繰り返し英文を自分でつくる反復練習しかありません。
特に私たちの日本語とは全く違う法則・ルールで構成されている英語で英作文をおこなうためには、これまでおこなってきたインプット情報を活用して、繰り返しアウトプットを訓練する事でしか英語は話せるようにならないことが現実です。
これを聞いて不安になられる方もいらっしゃるかもしれませんが大丈夫です!
現代ではこの不安を解消してくれる勉強教材が多数存在します。
更に、基本文法のルールを理解し、基本単語を習得していれば、英作文を継続的に訓練することで、徐々に自身で英文を作成する力が身に付きます。
ここまでくれば、その作成した英作文を、これまで学んだ発音とシャドーイングを活用して声に出せば、それが「英語嫌いの為の話せる英語勉強法」のゴールである、使える英語に繋がるわけです。
英作文もアプリで学べ!
一つ英作文を強化するためのアプリをご紹介しておきます。
おすすめは、「早打ち英文法」(中学英語・高校英語の英文法)です。
※アンドロイド版はこちら
こちらは年齢確認だけで勉強が開始できてしかも無料です!
27項目の品詞や文法から学習したい項目を自由に選んで、5文型や文法の骨組みと、肉付けである単語を組み合わせて英文をつくる訓練を繰り返し反復練習することができます。
日本語の文章に合わせて、表示された英単語を並び変えて英文を作成する「整序英作」や、英文の穴埋め問題を解く「空所補充」、正しいスペルを解答する「スペル」などがあります。
使用する単語は中学生レベル、旅行者レベルですが、この英語の法則・ルールに沿って英作文をできるようになることが「話す」「書く」の基礎となります。
私たちがゴールとする目的達成には十分な内容です。
英作文も、音読やシャドーイングはセットで!
日本人の多くが苦手とする会話の用途に合わせて5文型や文法の骨組みと、肉付けである単語を組み合わせて英文を作成するスキルを身に着けるためピッタリのアプリです。
各英文は詳しく解説してくれるので、5文型や文法の仕組みや、単語学習も可能です。
また、文章を機械音声で読み上げてくれるので、シャドーイングをおこない、「話す」の訓練も忘れずにおこないましょう!
ツイッターは最強の英作文の稽古場
ちなみに、私のツイッターでは、毎日英語学習に関する情報を配信しています。
その中で、毎日朝と夜に、「毎日3文アウトプット」をおこなっています。
例えば、What did you do today?などのトピックに、できるだけ簡単な単語で、短い3文でアウトプットの反復練習を日々行い、この英作文力=話す力の強化を目的としています。
自身で英作文ができないということは、その内容を英語で話せないという事です。
英語が話せるとは、英作文力と言い換える事も出来ます。
また、ツイッターであれば、英語ひとつで世界中の人たちと生きた英語でコミュニケーションが可能です。
まさにお金のかからない究極の英作文の稽古場と言えるでしょう。
もし興味がある方は、お気軽にフォローください。
英語嫌いの為の勉強法
1日1時間学習内容
英語習得の近道は継続学習
さてここまでに、「英語嫌いの為の英語勉強法」のゴールと、それを達成するための英語4技能、インプットとアウトプットの重要性とそれぞれの勉強法についてご紹介させて頂きました。
語学学習には正しい勉強法と、継続学習が必須となります。
残念ながら、「爆速!即効で英語が話せるメソッド!」「3か月で語学マスター!」などは存在せず、レオナルドダヴィンチや、アインシュタインでない限り、そのような短期間で語学を習得し、「話せるようになる」は非現実です。
一見厳しい現実ですが、英語に限らず語学学習は要点を抑え、地道にコツコツ継続学習することが一番の近道なのです。
あなた自身の英語学習ルーティンをつくろう
それでは「英語嫌いの為の話せる英語勉強」のゴールである、ブロークンイングリッシュでも、相手に伝わる英語が、英語を話せること、「日常会話と一定のビジネスがおこなえるレベル」を達成するために、これまでご紹介した勉強方法を活用し、1日1時間どのような勉強を習慣化すればよいのかご紹介させてください。
1日1時間の勉強ルーティンは以下の通りです。
4技能5ステップのインプット
❶5文型/文法を学ぶ・・・・・大岩のいちばんはじめの英文法【超基礎文法編】で1日10分学ぶ
❷必要な単語を学ぶ・・・・・アルク:究極の英単語 SVL(Vol.1 初級の3000語)で1日15分学ぶ
❸発音を学ぶ・・・・・・・・ELSAスピークで1日15分学ぶ(発音ついでにスピーキングも学べる)
4技能5ステップのアウトプット
❹実際に英語を聞く・・・・「英会話リスニング」 (ネイティブ英語・英会話のリスニングアプリ) で1日10分学ぶ
❺英文をつくり声を出す・・・「早打ち英文法」(中学英語・高校英語の英文法)で1日10分学ぶ
※補足ツイッターなどテキストベースのリアルな英語のコミュニケーションを隙間時間でおこなう
隙間時間活用と習慣化
24時間は誰にでも平等に与えられる
前述の通り、言語学習には継続学習が必要です。
ではその学習時間確保と継続学習をどのように実現するか?答えは隙間時間の活用と習慣化です。
1日1時間の学習時間を確保するのは一見難しそうに見えますが、隙間時間を活用すれば実現可能です。
私たち社会人の平均通勤時間は約40分といわれています。
この通勤時間や、仕事の休憩中のひと枠、帰宅後に学習時間を少し確保すれば、1日少なくとも1時間の学習時間は確保できるはずです。
何故英語を学ぶのかを考える
習慣化を実現するために必要なのは、何故英語を話せるようになりたいのかを明確にすることです。
英語を継続学習していると、時にはモチベーションが下がり、挫折しそうな時もあるかもしれません。
実際私も何度も挫折しそうになりました笑
そんな時、英語を継続学習してこれたのは、英語を学習することで自分の人生が豊かになっていくことを体験したからです。
山と海に囲まれ、野山を駆け回っていた幼少時代から、英語超絶嫌いで赤点と必死に戦い、外国語大学や留学組でもない私が、オランダやニューヨークに移住し、仕事して、妻がアメリカ人のような人生になるとは想像もしていませんでした。
英語を28歳で再び学ぼうと思ったきっかけは、日本のレストランで働いていたころ、外国人のお客様と片言の英語でコミュニケーションをとることに楽しさを感じた時でした。
「もっと話したい!海外にいってみたい!海外で働いてみたい!もっと日本食の素晴らしさを世界中に人たちに知ってもらいたい!」などなど、これらの目的や動機が、現在でも私がコツコツ英語を継続学習できている一番の秘訣になっています。
習慣化までには約3か月と言われています。
是非ご自身がワクワクするような英語学習の目的を設定し、英語学習の習慣化に挑戦してみてください。
1年続ければ英語は話せる
正しい方法で継続学習すれば1年で英語は話せる
グロービッシュや「英語嫌いの為の話せる英語勉強」はTOEICとは英語学習の目的が違いますが、
TOEICでは、単語数1,500のレベルEに490時間要すると言われています。
前述の通り、私たちは公立中学校と高校で約800時間、大学では約200時間ほど英語学習をしています。
思春期を超絶英語嫌いで過ごし、be動詞から学び直した私でも、英語の知識が全くゼロだったわけではないと思っています。
既に知っている文法や単語など、うっすら情報として記憶に残っており、一定の英語の知識量はそれぞれ持っているはずです。
単純計算ですが、この一定の知識量に、1日1時間365日継続学習をすれば、最低英単語1,500程の知識量を得ることができます。
この知識量に、英語の基本文法の骨組みに、学んだ基礎英単語を、伝えたい内容に合わせて着せ替えをすれば、グロービッシュの理論からいっても、必ず英語は話せます。
つまり、これまでご紹介した「英語嫌いの為の話せる英語勉強」をコツコツ1日1時間継続学習すれば、1年で英語は話せるという事です。
英語はあなたの人生を豊かにする
凡人の私でも英語は話せた、次はあなたも
英語学習は人生の選択肢を与え、新しい扉を開いてくれます。
オランダや米国への移住や仕事ができたことも、米国人の妻と出会い、結婚することができたのも、英語学習があったからです。
英語を使って様々な文化、価値観を持った人たちとのコミュニケーションは確実に私たちの人生にプラスの影響を与えてくれます。
是非皆さんも、英語を学ぶ動機(目的)をみつけ、正しい英語の勉強方法でコツコツ継続的に勉強を続け、アウトプットを楽しくおこないながら、新しい世界の扉を開いてみてください。
まとめ
話せる英語で人生を変えよう
ここまでお読み頂き、誠にありがとうございます。
さて、外国語大学出でもなく、留学組でもなくても、思春期は超絶英語嫌いで過ごした私が、社会人になってから英語を話せるようになる「英語嫌いの為の話せる英語勉強」をご紹介せて頂きました。
英語を話すために必要なことは、英語学習の4技能「聞く」「話す」「読む」「書く」をバランスよく継続学習する必要があるということです。
そのバランスよくとは、インプットだけでなく、アウトプットも併せておこない、確実に話せる英語を身についけるという事です。
4技能5ステップのインプット
❶5文型/文法を学ぶ・・・・・中学レベルの5文型/文法を学ぶ
❷必要な単語を学ぶ・・・・・まずは基本単語1,500語の習得を目指す
❸発音を学ぶ・・・・・・・・発音学習アプリなどで発音を学ぶ
4技能5ステップのアウトプット
❹実際に英語を聞く・・・・・リスニング学習アプリなどでを学ぶ
❺英文をつくり声を出す・・・英作文または英会話アプリなどで英作文とスピーキングを学ぶ
英語学習には近道はありませんが、ボーダレス社会の中で、リアルの世界でもネットの世界でも垣根がなくなった世の中で必要とされている英語は、ネイティブのように間違いなく美しい英語を話す事ではなく、非ネイティブスピーカーのブロークン英語であっても、「伝わる英語」が必要です。
be動詞から学び直しても、正しい英語の勉強法で、継続学習をすれば、確実に英語は話せるようになります。
世界は広く、可能性に満ち溢れています。
共に英語を学び、ワクワクする人生を共に過ごしましょう!
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